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スポーツシティー250の駆動系点検修理

 停止中にクラッチがつながりっ放しになってしまったカミさんのスポーツシティーの点検・修理をやりました。
 この不具合は、走っているときは苦にならないのですが、停止したときにブレーキをかけておかないとクリープ現象のように前進しようとします。
 また、エンジンを切って押したり引いたり移動させるとき、クラッチがつながりっ放しなので、非常に重い。これはもうカミさんには扱えません。

 ということで、スクーターの駆動系をばらしてみて、ダメなところを見つけようと思いました。
 また、ドライブベルトなどの摩耗具合もチェックも兼ねて行います。
 今回スクーターの駆動系をばらすのは初めてなので、楽しませてもらいました。

スポーツシティー駆動系
 この状態から、「Agip」シールが貼られたカバーの取り外しを目指しました。

駆動系カバー
 まず、邪魔になるエアクリーナーボックスなどのカバーを外しました。
 エアクリーナーボックスと前プーリーのカバーはスクリューで固定されているだけで、後プーリーのカバーは3か所刺さっているだけです。

後プーリーロック
 カバー周り、中心にある8mmボルト、六角ボルトをすべて外し、購入した特殊工具を使って後プーリーの19mmナットを外しました。

カバー外したところ
 エンジンオイルのキャップを外し、カバーを引っこ抜くのですが、エアクリーナーボックスの下が結構邪魔になりました。
 エアクリーナーボックスを外すのは非常に面倒なので、ここはパワーで引っこ抜きましたが、大丈夫そうです。
 250ccの駆動系はでかいかも、クラッチベルごついし、結構重いです。
 あと、かなり汚れています。

クラッチ
 クラッチベルを引っこ抜くとクラッチが現れました。
 この状態では、ドライブベルトが前プーリーとつながっているので、シャフトから引っこ抜くことができません。

前プーリーロック
 購入した特殊工具を使って前プーリーを外しました。
 特殊工具はプーリーにある2か所の穴にはまり、取っ手の部分を駆動系ケースのねじ穴に固定するようになっています。
 プーリーを固定したら、19mmソケットで外しました。

前プーリー外したところ
 前プーリーをばらすと、ドライブベルトがフリーになるので、後プーリーをシャフトから引っこ抜くことができます。

外した後プーリーとクラッチとドライブベルト
 後プーリーをドライブベルトを引っこ抜きました。
 ドライブベルトはひび割れがあったり、幅が19.5mmまで減ったら交換とのことですが、ひび割れはなく、新品21.3±0.2mmに対して、21mmあったので大丈夫でしょう。
 このドライブベルト内側と外側の両方に歯があります。ドライブベルトだけでも結構いい値段なのですが、そのせいでしょうか。

ウエイトローラーケース
 前プーリーにあるウエイトローラーケースです。

ウエイトローラー
 ぱかっと開けると、中にウエイトローラーが6個入っています。
 ウエイトローラーの使用限界は20mmということですが、20mm以上あったので、まだ大丈夫でしょう。

すっかり外れた状況
 前後プーリーを外すとこんな感じです。
 かなり汚れていたので、パーツクリーナーで少しきれいにしてやりました。

クラッチナット外し
 今回の不具合の原因個所と思われるクラッチをばらしました。
 何かでクラッチを押さえておかないと、クラッチナットを外した瞬間にバヨーンとセンタースプリングに押されたクラッチが飛んできて危険です。
 ということで足で踏んで押さえて、46mmソケットで緩めようとしました。
 本当ならインパクトレンチを使わないと外れないらしいのですが、すでにゆるゆるでした。
 もしかしたら、不具合の原因ってこれじゃないんですかね。

クラッチを外したところ
 変則をつかさどるセンタースプリングは長さが118mmまで縮むと交換ということですが、標準の123mm近くありましたので大丈夫です。
 それと、クラッチシューの厚みも大丈夫なようでした。
 クラッチシューはクラッチスプリングで内側に押さえられていて、回転の遠心力でクラッチシューがクラッチベル(アウター)に接触するわけですから、今回の不具合を考えると、クラッチシューの動きが悪くなっているのではないかとも思われたのですが、クラッチシューとクラッチスプリングの動きに問題はなさそうでした。
 やっぱり、クラッチナットの緩みが原因でしょうか。

クラッチナットを締めるところ
 特に異常は見られなかったので、今度は逆の手順で組み立てていきました。
 センタースプリングを圧縮して、これは両手で押さえたら戻せましたので、足で押さえてクラッチナットを締めました。
 マニュアルには45÷50Nmと記載がありましたが、「÷」って何だろ。
 45~50Nmという意味なのでしょうか・・・
 でも今回は手トルクでやってしまいました。

プーリーを戻したところ 
 前のウエイトローラーケースを戻した後に後プーリーとドライブベルトを戻しました。
 上の写真のちゃんと締めたクラッチナットと前の方の写真にある外す前のクラッチナットを見比べると明らかに緩んでいたことがわかります。

プーリーを戻したところ
 クラッチベルと前プーリーを戻し、前プーリーを固定しているナットを外した時と同じように特殊工具を使って締めました。
 75÷83Nmとあったので、念のため75Nmで締めて、さらに83Nmで締めておきました。

 次にカバーを元にもどす作業ですが、外すときは力ずくで引っこ抜けたのですが、またエアクリーナーボックスが邪魔をして、そのままではどうやっても戻せませんでした。
 仕方ないので、エアクリーナーボックスを固定しているネジのうち外しやすいのを1本外し、少しぐらぐらするようにしたら、何とか戻せました。

後プーリーを固定
 後プーリーを固定しているナットを同じく特殊工具を使って締めました。
 54Nm、さらに60Nmで締めました。 

元どおり
 残りのカバーのボルトをすべてはめて、元どおりにしました。
 センタースタンドを掛けた状態で、エンジンを掛けてみたところ、後輪は回ることなく、アイドリング中はばっちりクラッチが切れていました。
 ばらす前はひどいもので、後輪がぐるぐる回っていました。
 今度はエンジンを切って、手で後輪を回してみたところ、クラッチベルの重みを感じましたがちゃんと回りました。
 ばらす前は手で回せなかったですから・・・

 そして、周辺を5分ほど試走してみました。
 当然、停止中にクリープ現象のように前に出ようとしませんでしたし、加速もスムーズになった感じでした。
 自宅に戻ってきて、エンジンを切り手押しで駐車場に駐輪、軽く押せました。これならカミさんでも取り扱えます。

 どうも今回の不具合はクラッチナットの緩みだったのではないかと思います。
 クラッチナットが緩んで、クラッチベルに干渉していたのではないかと。
 とりあえず、来週往復約50kmの通勤に使ってみて、様子を見たいと思います。 

24,254km
 走行距離24,254km
 平成25年12月、走行距離約2万キロで購入していますので、3年で4千キロくらいしか走っていません。
 しかも、整備記録を見たら、1年間オイル交換していませんでした。
 でも、前回の交換は走行距離23,607km、千キロも走っていない。
 オイルはたくさんあるので交換しましょう。

 さて、今度は我がRT号の不具合をどうにかしなければいけません。
 症状が症状だけに時間がかかりそうです。まいったなぁ~


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